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   令和6年4月1日付けで赴任いたしました校長の伊波 努です。日頃より具志川中学校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。      私はこの度、創立79年を迎える本校の校長として、その伝統と風土をしっかりと受け継ぎ、次代を担う人材の育成に全力を尽くす所存です。

    具志川中学校は、先人達が築き上げた貴重な歴史と文化を持つ、誇り高き学校です。これからもその素晴らしい伝統を守りつつ、未来を見据えた教育を推進してまいります。

    さて、本校の校訓は「和衷協同(わちゅうきょうどう)」です。この言葉は、初代校長の中里嘉英先生が強調された「学校運営の根幹は和の精神である」という理念に基づいています。「和衷協同」とは、職員・生徒・保護者の三者が、和の心で結ばれ、協力して学校生活を築いていくことを意味しています。そして、「誠実」「剛健」「進取」の三本柱を掲げ、心身ともに健やかで、前向きな姿勢を持った生徒の育成を目指しています。先人の教えを大切にし、これからの教育に活かしていく所存です。

 校章についてご存じの方も多いかと思いますが、真ん中に位置する「具中」の文字を取り囲む月桂冠は、一枚一枚の葉が職員、生徒、保護者を表しています。この円形は、和の精神と誠実さを象徴しており、月桂冠が具中を囲むようにして成長し続ける姿は、先取の気象を示しています。また、根元の結び目は「文」の文字で力強く結ばれ、盤石で揺るぎない剛健の精神を表現しています。

 本校の教育は、保護者、地域、そして学校職員が一体となって初めて成り立つものです。私たちは、みな様との協力を大切にし、生徒一人ひとりの成長を支えていきたいと考えています。これからもご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 結びに、本年度も生徒たちが安心して学び、成長できる環境を整え、充実した学校生活を送れるよう、全力で取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

                         令和6年4月
                          校長 伊波 努